問16 2013年9月学科
問16 問題文択一問題
自動車損害賠償責任保険(以下「自賠責保険」という)および任意加入の自動車保険に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.自賠責保険の対象となる事故は対人賠償事故であり、対物賠償事故は対象とならない。
2.自賠責保険では、被保険者(加害者)だけでなく被害者からも、保険会社に対して保険金の支払いを請求することができる。
3.自動車保険の対人賠償保険の保険金額は、被害者1名につき2億円が上限である。
4.自動車保険の人身傷害補償保険には、被保険自動車に搭乗中の事故に限定して補償するものと、被保険者が歩行中や他の自動車に搭乗中の自動車事故も含めて補償するものがある。
問16 解答・解説
自賠責保険・自動車保険(任意保険)に関する問題です。
1.は、適切。自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、対人賠償が補償対象で、対物賠償は補償対象外です。
2.は、適切。自賠責保険では、加害者が被害者に支払った賠償金額を請求する加害者請求だけでなく、加害者から十分な賠償を得られない場合に被害者が請求する被害者請求も可能です。
3.は、不適切。自動車保険の対人賠償保険の保険金額は、被害者1名につき1,000万円から2億円まで1,000万円単位で設定できますが、無制限(上限なし)とすることもできます。
対人賠償は数億円となることも有り得ますが、保険料は保険金額を無制限としても数百円の差であることが多いため、無制限が推奨されることが多いです。
4.は、適切。自動車保険の人身傷害補償保険は、自動車事故における自己の過失部分も含めた損害を補償する保険ですが、契約対象車両に搭乗中の事故に限定して補償するものと、歩行中や他の車両に搭乗中の事故も補償するものがあります。
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