問22 2012年9月実技資産設計提案業務
問22 問題文
神田家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る年間教育費の予測数値(学校給食費と学校外活動費も含めた学習費総額)を計算しなさい。なお、下記<条件>および<資料>のデータに基づいて計算することとする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこととする。
<条件:計算に当たって>
・ 長男の健太さんは公立中学から公立高校へ進学し、長女の真奈美さんは私立中学へ進学するものとする。
・ <資料>のデータ(教育費の数値)は、平成22年度から平成24年度まで変わらないものとする。
・ 平成25年度からの教育費については、キャッシュフロー表中に記載の変動率2%を加味することとする。
・ 初年度納付金については考慮しないこととする。
・ 計算過程では円単位まで算出し、解答については万円未満を四捨五入することとする。
<資料:中学校・高等学校の教育費(1人当たりの年間平均額)> (単位:円)
(出所)文部科学省 平成22年度「子どもの学習費調査」
問22 解答・解説
複利計算に関する問題です。
(イ)は、5年後の教育費で、資料の教育費に、変動率2%の増加分を加えた金額です。
つまり、5年間の複利計算で資料の教育費より2%上昇した金額ということですね。
複利計算の計算式は、元金×(1+利率÷100)N乗 です(N=投資期間)。
長男は公立高校に進学、長女は私立中学に進学予定ですから、
5年後の長男の教育費=393,464円×(1+2÷100)5乗
=434416.0491502848≒434,416円
5年後の長女の教育費=1,278,690円×(1+2÷100)5乗
=1411777.082243808円≒1,411,777円
よって、5年後の教育費=長男の教育費+長女の教育費
=434,416円+1,411,777円=1,846,193円≒185万円
従って(イ)は、185
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