問1 2011年1月実技中小事業主資産相談業務

問1 問題文と解答・解説

問1 問題文

株式会社を設立する場合の社会保険・労働保険の加入に関してBさんが説明した次の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句等を,下記の語句群のA〜Hのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。

社会保険や労働保険への加入において,その加入が義務付けられる事業所を強制適用事業所という。

健康保険・厚生年金保険では,法人の事業所は従業員がいない場合であっても常勤の社長が1人いるだけで強制適用事業所となり,常勤の社長以下全従業員が,原則として,被保険者になる。

なお,パートタイマー等が被保険者に該当するかについては,勤務日数や勤務時間の実態に応じて決められるが,一般正社員の所定労働時間および所定労働日数と比較して,おおむね( 1 )以上勤務しているか否かが判断の目安とされている。
健康保険と厚生年金保険の保険料は,原則として,労使折半で負担する。

労働者災害補償保険は,労働者を使用する事業を適用事業とし,国の直営事業等の例外を除き,ほとんどの事業所が強制適用事業所となる。
保険料率は,事業の種類によって異なり,保険料は,( 2 )負担する。

また,雇用保険は,労働者が雇用される事業を適用事業とし,株式会社の場合は,規模・業種に関係なく強制適用事業所となる。
雇用保険の保険料は,失業等給付に係るものは労使折半で負担するが,( 3 )と能力開発事業に係るものは,全額事業主が負担することになる。

〈語句群〉
A.2分の1      B.3分の2      C.4分の3      D.労使折半で
E.全額従業員が   F.全額事業主が   G.雇用安定事業  H.雇用福祉事業

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問1 解答・解説

    社会保険や労働保険の概要に関する問題です。

    パートタイマー等が健康保険・厚生年金保険の被保険者に該当するかは、正社員と比較して4分の3以上の勤務時間・日数であるかが判断の目安です。
    また、健康保険と厚生年金保険の保険料は、会社と労働者が半分ずつ負担(労使折半)です。

    労働者災害補償保険、いわゆる労災の保険料率は、事業の種類によって異なりますが、保険料は全額事業主が負担します。

    また、雇用保険の保険料は、失業等給付(いわゆる失業保険)に係るものは労使折半ですが、雇用安定事業(失業予防や雇用機会増大のための助成)と能力開発事業(職業訓練等の助成)に係るものは、全額事業主が負担します。

    よって正解は、(1) C.4分の3、  (2) F.全額事業主が、  (3) G.雇用安定事業

第1問             問2
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