問9 2018年9月実技損保顧客資産相談業務

問9 問題文と解答・解説

問9 問題文

X社に対するアドバイスに関する次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)「会社役員賠償責任保険(D&O保険)は、被保険者である会社役員が役員の業務に係る行為に起因して損害賠償請求がなされたことにより被る法律上の損害賠償金および争訟費用等の損害に対して、保険金が支払われます。なお、被保険者の範囲は会社法上の取締役に限定されており、監査役や執行役のほか、子会社の役員を含めることはできません」

(2)「 建設工事保険は、住宅等の建設工事において、工事期間中に発生した火災、台風、盗難等の不測かつ突発的な事故によって、工事の目的物について生じた損害を補償するための保険商品です。機械を据え付ける組立工事や道路や上下水道を建設する土木工事は、この保険の対象になりません」

(3)「請負業者賠償責任保険は、工事完了後、工事結果の不良のために住民が転倒し、ケガをしたケースのように、工事の結果によって法律上の賠償を負った場合に補償の対象となります」

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問9 解答・解説

法人の損害保険の商品性に関する問題です。

(1)は、×。会社役員賠償責任保険(D&O保険)は、会社役員が業務として行った行為で、他者への損害賠償責任が発生した場合、賠償金や争訟費用(訴訟費用や弁護士報酬等)といった損害額を補償する保険です。 会社役員賠償責任保険(D&O保険)の被保険者は、会社法上の取締役・監査役・執行役といった会社のすべての役員であり、保険期間中に退任した役員や新たに選任された役員のほか、子会社の役員も含まれます

(2)は、○。建設工事保険は、火災や作業ミス等の事故で、建設工事中の建物に生じる損害を補償します。機械を据え付ける組立工事における機械・設備・装置・材料等への損害を補償するなら組立保険、道路や上下水道を建設する土木工事における工事の目的物や足場・型枠・工事用材料等の損害を補償するなら土木工事保険への加入が必要です。

(3)は、×。請負業者賠償責任保険は、請負業務の遂行中や、請負業務を行うために所有・使用・管理する施設に起因する対人・対物事故について、請負業者の損害賠償責任を補償する保険ですので、工事完了後に工事結果の不良により住民が転倒し、ケガをしたケースのように、工事の結果によって法律上の賠償を負った場合には、生産物賠償責任保険(PL保険)が適当です。

問8             第4問

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