問7 2012年1月実技生保顧客資産相談業務

問7 問題文と解答・解説

問7 問題文

仮に,Aさんが65歳で勇退し,X社がAさんに役員退職金20,000千円を支給するとした場合,Aさんが受け取る役員退職金に係る退職所得の金額を求めなさい。
なお,Aさんの役員在任期間(勤続年数)は31年3カ月で,これ以外に退職手当等の収入はなく,障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。計算過程を示し,答は千円単位とすること。

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問7 解答・解説

退職所得に関する問題です。

退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されますが、退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
また、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられますので、31年3ヶ月のAさんは、32年とされます。

よって問題文での退職所得の計算式は、
=〔2,000万円−{40万円×20年+70万円×(32年−20年)}〕×1/2
={2,000万円−(800万円+840万円)}×1/2
=(2,000万円−1,640万円)×1/2
=180万円

従って正解は、1,800千円

※ちなみに、障害者になったことが直接の原因で退職した場合には、退職所得控除額がさらに100万円加算されます。

第3問             問8
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